空と風のうたブログ
読書記録(BL&非BL)、ゲームの感想など。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- | Edit
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
宵-AFTERGLOW-
2005年04月05日 (火) 17:53 | Edit
[書籍概要]
タイトル:宵-AFTERGLOW- <硝子の街にて8>
著者:柏枝真郷
イラスト:茶屋町勝呂
出版社:講談社(ホワイトハート)
発売日:2001/06/15

[あらすじ]
6年ぶりの東京で自分を再確認してNYに戻ってきたノブ。ツアーガイドとしての日常、そしてバスルームで繋がるシドニーとの共同生活……そんな日々のある日、ツアーガイドのオフィスにFBIの捜査官がやって来た。ノブの上司・高田主任の知人が殺害されたのだ。その知人には巨大な疑惑も囁かれていて――。どこまでもピュアなノブとシドニーのNYラブストーリー。

[感想]
何を置いてもまずはひとこと。シドニー、おめでとう! ノブへの20数年来の片想いが成就して、自分のことのように嬉しく思っている私です。未だ友情の延長線上であるといえなくもないのですが、それでもノブのシドニーに対する感情の変化は嬉しいのです。明確にシドニーへの恋愛感情を自覚したという感じではないにしても、シドニーの前で心臓がおかしくなったりとか、そういうノブの様子を見る度に、顔がにやけてきました。元々シドニーは特別で傍にいたい存在だったわけで、だからこそ、友愛と恋愛の感情の差が難しいのかなとも思ったり。それにしても、ノブは案外大胆だったのね。公衆の面前でも平気でキスしてますから(笑) ともあれ、今回の2人はとことんラブラブで、全編に渡ってこれでもかというほどキスしてます。シドニーもいつになく上機嫌で、微笑ましかったです。そんな彼らを見守るヘンリー夫妻の“お祝い”には思わず吹き出しそうになりました。でも、せっかくの“お膳立て”もあるニュースによって続行できず……。それはシドニーの傷の深さを思い知らされるようで辛く、ただ2人の仲の進展を喜んでばかりではいられないということでもある。この先、シドニーの心の傷など向き合わなければならないことは沢山あるのだろうけれど、それでも、今は幸せを噛み締めて欲しいなあと思わずにはいられないです(勿論、私も幸せに浸っております/笑)
今回のプロローグは、幼い頃のノブとシドニーが線香花火をしているシーンでした。お話のなかや表紙でも(今のノブとシドニーが)線香花火をしていますし、花火は事件を解く重要な鍵でもあったと思います。このお話を読んで、花火って哀しいなと感じてしまいました。綺麗なんだけど、どこかもの哀しい……そんな印象です。でも、花火をしている2人は可愛くてたまらなかったです。やっぱり私にとって、2人の幼い頃のエピソードは欠かせないのだなあと実感しました。
事件の方は、後味が悪いというか……まあ、後味の良い事件などないとは思うのですが、ノブがどんな気持ちで事件の真相の一端を告げたのか考えるとどうにもやりきれなくて。ノブの上司・高田主任と亡くなった知人・武井の境遇や関係が、ノブとシドニーのそれと重なるせいもあるんですけどね。高田主任と武井は知人どころか家族ぐるみでかなり親しい間柄で、そんな事情が解ってくるごとに、ノブとシドニーが会話している様子だとかが浮かんできてしまいました。ただ、武井は家族の将来を気遣って色々と手回ししたわけですが、結果として家族を巻き込んでしまったんですよね。しかも、1番残酷な形で。残された家族が負った深い傷を思うと、哀しくてたまらなくなりました。
それにしても、FBIが絡むと妙な緊迫感があります。特に、捜査官のひとりであるジェイスンは、陸軍士官学校時代のシドニーの上級生だそうで、かつてシドニーがゲイであることをカミングアウトするきっかけをつくった人物ということで……ジェイスンと接する時のシドニーの態度は何となく危うく感じられてはらはらしました。でも、そんなシドニーにまっすぐな感情を表現するノブが、自然で、愛おしかったです。

個人的評価:★★★★★

宵-AFTERGLOW- <硝子の街にて8> 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
スポンサーサイト
燕-SWALLOW-
2005年01月27日 (木) 21:28 | Edit
[書籍概要]
タイトル:燕-SWALLOW- <硝子の街にて7>
著者:柏枝真郷
イラスト:茶屋町勝呂
出版社:講談社(ホワイトハート)
発売日:2001/02/05

[あらすじ]
NYを立ち、東京に到着した伸行。待っていたのは6年も孫との再会を願っていた祖父母だった。11年間過ごした家に戻ってみると、ここもやはり“故郷”なのかと自問する自分がいた。伸行にとって、故郷とは、シドニーと幼い日々をともにしたNYしかありえないはずだったのに……。一方、ノブの突然の出奔に戸惑うシドニーも、殺人事件の解明のため、東京へ赴くことになり――。どこまでもピュアなノブとシドニーの友情と純愛のNY物語。

[感想]
前回、自分を見つめ直すために日本に帰ることを決意したノブ。そのため、今回は日本とNYに別れています。日本では勿論ノブ視点なのですが、NYではヘンリー視点で話が進みます。このヘンリー視点が新鮮でした。ヘンリーが、シドニーやノブをどういう風に見ているかなどを知ることが出来ましたし。そして、ノブが日本に帰ってしまってから様子のおかしいシドニーを心から心配しているのが良く解ります。
シドニーとヘンリーは、NYで起きた殺人事件の容疑者が日本で指名手配されていることが解って、急遽東京へ行くことになります。ホテルで、シドニーが子供の頃にノブと別れた日のことをヘンリーに語るんですが、その当時、シドニーは12歳で……見送りもできなかった自分を後悔して、芝生をむしりながら泣いて……。そんなシドニーの様子が目の前に浮かんできて、すごく哀しかったです……。
事件のことも気がかりなのですが、シドニーがノブの父親に、自分がゲイであること、ノブを愛していることを告白したシーンが1番心に残っています。何より、その時のノブの父親の反応が。「……知ってる」その一言を見た瞬間、この先の言葉がまだ解らないのに、何故か安堵したのを忘れられません。実際、その後のノブの父親の言動は肯定的なものだったので、ああさっき感じた通りだったんだなあと嬉しくなりました。ノブの父親は終始落ち着いていて、むしろシドニーの方が驚きの連続で。でも、シドニーにとっては1番の収穫だったんじゃないかなあと思います。
一方、ノブは、自分の“故郷”がNYなのか東京なのかで揺れて悩みます。NYと東京を行ったり来たりしている自分が、燕と同じように渡り鳥みたいなものなのかもしれないと。そして、悩みながらも、思い浮かぶのはシドニーのこと。シドニーは今どうしているのか……シドニーの瞳と同じ蒼い空を見たい……そんなことを何度も何度も思うんです。日本にいた時にシドニーから来た手紙を読んでいるノブが、気付かず涙を流していたノブが、切なかったです。
“故郷”のことについては、そのことに明確な答えが出るわけではないですが、私は、どちらもノブにとっての“故郷”であっても良いんじゃないか、2つの“故郷”があっても良いんじゃないか、とそう感じました。簡単に考えすぎでしょうか……。
結局、同じ東京にいたのに、会おうと思えば会えたのに、会えなかった……というより会わずにNYに帰ったシドニー。ノブとシドニーが一緒にいる場面が少なくて寂しくもありましたが……でも、ノブがNYに戻ってきた時の「お帰り」「ただいま」……というこの短い言葉が、寂しさも吹き飛ばしてくれました。戻ってきた場所に待っていてくれる人がいるって素敵なことだなあと。そういう意味では、東京で会うよりも、こちらの方が良かったんじゃないかなあと私は思いました。ともあれ、ノブにとってシドニーの存在がどれほど大きいかを再確認できました。ラストのシドニーがノブの頬にキスするシーンが優しくて好きです。
あと、あらすじの「友情と純愛の」という部分ですが、あとがきに「友情と生殺しの」という表現があって、思わず苦笑してしまいました。いやでも、本当にその通りなんですよね。シドニーにとっては、ノブが初恋で、ずっと想ってきた相手で。それこそ、ノブが生まれた時から片想いしていたといっても過言じゃないほどですし。……これからノブとシドニーの関係がどう変わっていくのかをずっと見ていたいです(そしてシドニーが報われる時を見たいです)

個人的評価:★★★★★

燕-SWALLOW- <硝子の街にて7> 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
空-HOLLOW-
2005年01月26日 (水) 22:47 | Edit
[書籍概要]
タイトル:空-HOLLOW- <硝子の街にて6>
著者:柏枝真郷
イラスト:茶屋町勝呂
出版社:講談社(ホワイトハート)
発売日:2000/06/05

[あらすじ]
ノブが運転手をつとめるタイムズ・スクエアでの買い物ツアーで、女性客が姿を消した。目撃者の話では、彼女は偶然知り合いに出会い、そのまま二人でどこかへ行ってしまったらしい。米国に詳しい連れがいるのなら、とノブたちが安堵したのも束の間、シドニーの話から彼女の連れが殺人事件で指名手配中の男だと解り――!? どこまでもピュアなノブとシドニーの友情と純愛のNY物語。

[感想]
ノブがアルバイトをしている旅行代理店のツアー客のひとりがいなくなった――というところから始まる今回の事件(本当はもっと前からなのですが、表面上は、ということで)
事件に関わる人物の背景が少しずつ解ってくるのに伴って、ノブがシンクロする事柄も増えて。中途半端な自分に自己嫌悪して、自分を否定するような考えに陥って……きっと誰もが一度は考えることなんだろうけど、そんなノブが痛かったです。タイトルの意味も、事件の結末も、何だかやるせなく感じました。
それとは反対に、ノブとシドニーの関係は良い感じだなあと思いました。シドニーの告白からも二人の間は変わらなくて……そんな関係を心地良く思えます。それでも、やっぱり少しずつ変わっていってるんだなあと感じる部分もありました。そんな緩やかな変化もノブとシドニーには合っているような気がするし、優しい感じがしてすごく好きです。あと、今回はやたらとシドニーがノブの髪をひっぱったり撫でたりするシーンが多かったです。実は密かに(?)そのシーンがお気に入りなので嬉しかったです。
そして、いつも楽しみにしている幼い頃のエピソード。プロローグは、ノブが日本に帰る直前のことで……読んでいて哀しかったです。その分、ノブ(約1歳)とシドニー(約4歳)の初顔合わせのシーンは嬉しさ倍増でした。ホプキンス家の愛犬・ベスとじゃれているノブが可愛すぎ。それを少し離れた所から見ているシドニーの表情も……。もう、口元が緩みっぱなしでした(笑)
ラストでは、ノブが日本に帰ることを決意……置き手紙だけを残してアメリカに戻って来てから約6年間、ろくに連絡もとらなかった祖父母への謝罪と感謝、そして、自分を見つめ直すために。ノブがアメリカから、シドニーの傍から、(一時的にでも)離れてしまうのは寂しいのですが、ノブが日本でどういう風に過ごすのかも気になります。結局、シドニーには日本に帰ることを告げられなくて置き手紙を残して行き――ノブ自身も思っていたことではあるのですが――また置き手紙なのね……と思わず突っ込みたくなってしまいました。飛行機に乗る直前にかけたシドニーへの電話も、あんな電話をかけたら却ってシドニーが困惑するような気がするのですが……次巻でノブが日本に帰ったことを知ったシドニーの様子がすごく気になります……。

個人的評価:★★★★★

空-HOLLOW- <硝子の街にて6> 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
朝-MORROW-
2005年01月25日 (火) 16:08 | Edit
[書籍概要]
タイトル:朝-MORROW- <硝子の街にて5>
著者:柏枝真郷
イラスト:茶屋町勝呂
出版社:講談社(ホワイトハート)
発売日:1999/06/05

[あらすじ]
アメリカの路上、自分の勤める会社の倒産を知らされた日本人男性は、直後、車に撥ねられていた。絶望のあまり車道に飛び出したのだろうか? それとも誰かが身体を押したのだろうか? 疑問が氷解する間もなく、ノブたちは彼の妻が同様の事故に遭うのを目撃してしまい――。どこまでもピュアなノブとシドニーの友情と純愛のNY物語。

[感想]
今回のプロローグは、幼い頃のエピソードではなく、ノブがまだ日本にいる頃……ノブの母親のお葬式の日のことでした。いつも幼い頃のエピソードを楽しみにしているので、ちょっと残念でしたが、事件の真相にも関わる重要なお話だったと思います。
(ちなみに、プロローグにはありませんでしたが、お話中に幼い頃のエピソードがあったので良かったです~。ノブが風邪を引いた時のことで、シドニーが遊びに誘いに来たのに、遊びに行けなかったんです。それでシドニーが雨樋によじ登って、ノブの部屋の窓に「早く元気になれよ」って書くんですよ。それを見たノブが辛い身体をおして「ありがとう」と書き返して……そんな2人の可愛さにメロメロです、私/笑)
……今回は、前回のラストからはがらっと変わって、重苦しい始まり……そして全編に渡り不穏な空気が流れ続けていました。事件のこともそうだし、シドニーの元恋人・ロッドのことで悩み苦しむノブも見ていて痛々しかったです……部屋を出ていこうとまで考えて……。
後、気になったのは戦争のこと。シドニーは陸軍時代、湾岸戦争に出兵してるんですが……その時の同僚と再会するシーンがあるんですね。そこでノブは、初めて戦争の後遺症というものを目の当たりにしてしまうんです。それはシドニー自身にも言えることで……士官学校・陸軍・湾岸戦争時のシドニーがどうだったのか、これから先で解っていくんだろうとは思いますが……でも今は、ノブと一緒に、シドニーが話してくれるのを待つことしかできないんでしょうね……。
あとがきにも書かれていましたが、夜があるからこそ、「朝」の眩しさ・ありがたさを感じることが出来るんだと思います。今回のお話もまさにそうで、長い長い苦しい夜が明けて、ラストで僅かな光が差し込んで……一層「朝」というタイトルが際立っていたような気がします。
そして今回は、重大なことが。ついに、シドニーがノブに告白! 「I LOVE YOU」……この言葉をやっとシドニーの口から聞けました~。それに対するノブの返事はまだなんですが(といっても、今のノブの精一杯の気持ちは伝えたんです)、もう嬉しくてたまらないです。そのシーンのイラスト(特にシドニーの表情)がお気に入りです。

個人的評価:★★★★★

朝-MORROW- <硝子の街にて5> 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
家-BURROW-
2005年01月24日 (月) 22:48 | Edit
[書籍概要]
タイトル:家-BURROW- <硝子の街にて4>
著者:柏枝真郷
イラスト:茶屋町勝呂
出版社:講談社(ホワイトハート)
発売日:1998/05/05

[あらすじ]
友人の晴れやかな結婚式の日、シドニーの携帯のベルがひとつの悲劇を知らせた――。殺害されたのは結婚を間近に控えた花婿。彼の過去に隠されていた、砕けちった幸福と、逃避のはてに辿りついた心の避難所……それはノブもシドニーも、犯人さえもが持つ、小さな隠れ家だった……。どこまでもピュアなノブとシドニーの友情と純愛のNY物語。

[感想]
いつもタイトルがお話の内容にすごく合っているこのシリーズ。今回も勿論そうでしたが、それと同時に、あらすじが印象的でした。最後まで読んでから改めてあらすじを読むと、まさに事件の背景を表している内容だなあと思いました。
そして今回は、ノブは勿論、シドニーや芹沢さん、ノブの父親など、登場人物の全てが事件を通して何らかの形で共通する部分が多かったです。それだけに読んでいて辛い部分が多かった。
特にシドニーとシドニーの母親の確執が……。様子のおかしいシドニー、それに対して何も出来ないと悩むノブ。シドニーの母親がシドニーに吐き捨てるように言った言葉……。この辺りが本当に辛くて。シドニーの瞳の凶暴な光と狂ったような高い笑い声に、シドニーが何処か手の届かない所に行ってしまうような感覚に襲われたノブが、シドニーをなくしたくないと必死でしがみつく姿には感動しました……シドニーが戻ってきてくれたことにも。このことでノブとシドニーの関係も少しずつ変わっていきそうです。そして、そのことを自分のことのように嬉しく思っているヘンリーが、更に好きになりました。シドニーの爆弾発言(?)で、運転中、間違って急ブレーキを踏んでしまったシーンがすごく好きです。
そして、ノブとシドニーの幼い頃のエピソード。結婚式で花嫁さんのヴェールを持って歩くノブとシドニー……そのシーンもぜひ見てみたかった。ちょっと残念……でも二人とも可愛かったです。
前回の事件で心配していたヘンリーも、無事、ケートと結婚できました。もう、のろけのろけで大変でした。主に相棒のシドニーに被害が……(笑)
あと面白かったのは、シドニーの迷料理でしょうか。前にスープ味の残っているココアを作ってくれたシドニーですが、今回は、パスタを茹でたお湯でスープを作ってくれました。パスタを茹でる時、ノブは大量に塩を入れたとか……シドニーは平気で飲み干してましたけど、私はパスタを食べる度にそのことを思い出してしまいそうです(笑)
ラストは、幸せな日常の一コマという感じですごく良かったです。……ほんわかしてて温かくて何となく安心できるような、そんなラストでした。良い意味で何かが動き出した感じです。
……でも、ノブはやっぱり鈍いです。ひとつの毛布をシドニーと二人で……おまけに、シドニーの肩に頭をのせて寝ようとしてしまって。その時のシドニーの焦りまくった言葉が面白いです。しかもノブはそれを子守唄代わりに聞いて眠ってしまったのでした……シドニーには悪いけど、すごく楽しかったです。その後、シドニーは風邪を引いて、それをノブが看病したものだから余計に熱が下がらなくなったらしいです(笑)

個人的評価:★★★★★

家-BURROW- <硝子の街にて4> 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. / template: sukechan / design edit: さまない
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。