空と風のうたブログ
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いつでも瞳の中にいる
2005年05月19日 (木) 16:00 | Edit
[書籍概要]
タイトル:いつでも瞳の中にいる
著者:崎谷はるひ
イラスト:梶原にき
出版社:幻冬舎コミックス(ルチル文庫)
発売日:2005/05/20
収録タイトル:「いつでも瞳の中にいる」 「いつでもあなたの傍にいる」

[あらすじ]
高校2年の里中佳弥にとって窪塚元就は、幼い頃から一番大好きな人だ。しかし刑事を辞め私立探偵になった元就に佳弥は素直になれない。ある日、佳弥はストーカーに狙われていることを知る。元就が自分の傍にいてくれるのは仕事だから――そう思った佳弥は元就を拒絶。元就への想いに苦しむなか、ストーカーは佳弥に迫ってきて!?

[感想]
幻冬舎コミックスさんから新たに創刊されたルチル文庫。その創刊第1弾・5作品のうちのひとつがこの作品です。以前、ノベルズとして発行されたものの新装版のようです。商業誌未発表の続編も収録されています。
読むのに非常に時間がかかってしまったこのお話。その理由は、400ページ近くもある分厚さのためではなく、ストーカーの描写にあったのだろうと思います。ストーカー行為の描写の多さ、生々しさが、すごく読み辛かった。そういう描写のないシーンでさえ、近くでストーカーが佳弥を見てるんだろうなあと思うと、こちらまで気味悪くなってきます。もうね、本当に粘着質というか……見ていて堪らなくなってきてしまいます。ストーカーの正体自体は、佳弥への態度から一発で解りましたけど、正体が解っていても怖いものは怖いし気持ち悪いのに変わりはないですね……。それだけに、正体の解らない相手や行為に対する佳弥の恐怖・錯乱ぶりが痛いほど伝わってきました。
佳弥にとって、幼い頃から一緒にいた優しく聡明な隣人の元就はとても大好きな人で、佳弥の全ては元就を中心としているといっても過言ではないくらいの存在です。それは、元就が刑事を辞めて私立探偵になり、見た目も態度も変貌してしまった今も変わらないんですね。でも、変わってしまった元就に対してどうしても素直になることができずに苦しみ、それでもなお、憎まれ口を叩くことしかできない。途中、元就の内心を知る機会があって。元就が内心で抱えていた悩みを、それを考えた末にある今の元就を見て、自分の取ってきた言動を素直に恥じることができる佳弥が凄いなあと感じました。元就に対してはとことん意地っ張りな佳弥ですが、いざという時、素直になり頼りたくなる相手は元就なんですよね。つっかえつっかえ、元就に自分の想いを伝えようとする佳弥は、一生懸命さが溢れていて良かったです。
崎谷先生の御本は何冊か持っているのですが、読んだのは今回が初めてだったりします(いい加減、未読が多すぎます、自分……/汗) なので、ちょっとえっちシーンに驚いたりして。まず、長い(笑) そして、受けがかなり子供っぽい言葉遣い(というか舌足らず?)になるんですよね。言っている内容だとか、自分の想いを訴えようとする姿だとか、そんな受けの必死さは可愛かったですけど。でもねえ、せめてストーカーの件が解決してからにしたほうが良いんじゃ……とか最初のえっちの時に思ってしまいました。だって、どこにストーカーの目があるか解らないじゃないですか、ねえ……。
「いつでもあなたの傍にいる」は、表題作の続きになります。ストーカーの件もひとまずは解決し、佳弥の方もこれまでに身に起こったことを思えば簡単に癒えることはない傷ではあるけれども、それでも少しずつくらいは落ち着いてきているといった感。でも、あの一件以来、元就との仲がぎこちなくなったように感じて不安に思う佳弥の様子が書かれています。表題作よりも肩の力を抜いて読めたのが良かったなあというのが正直なところです。あと、最後に少しだけれど元就視点があって、幼い頃から今に至るまでの佳弥への想いの深さを見られて嬉しかったです。

個人的評価:★★★

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