空と風のうたブログ
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ちゃんと待ってる
2005年05月26日 (木) 18:33 | Edit
[書籍概要]
タイトル:ちゃんと待ってる
著者:可南さらさ
イラスト:にゃおんたつね
出版社:二見書房(シャレード文庫)
発売日:2002/07/25
収録タイトル:「ちゃんと待ってる」 「君を待ってる」

[あらすじ]
四月から大学生となり東京の学生寮に越してきた山城智幸は、同じ新入生で遊び人と名高い白河貴一と週番を組むことに。傍にいるだけでどきどきするような美貌もさることながら、洗濯機の中に石鹸を丸ごと入れて回してしまうような危なっかしい貴一の世話を焼く智幸は、気が付けば報われるはずもない恋心を抱えて苦しむ毎日。そんな時なのに先輩寮生の嫌がらせに耐えかねた貴一が智幸の部屋に転がり込んできてしまい……。

[感想]
遊び人だといわれる貴一に最初は良い印象を持っていなかった智幸。ところが、とあることが切欠で親しくなります。その切欠というのが、あらすじにもあるように貴一が洗濯機に石鹸を丸ごとひとつ入れている場面に居合わせたから(このシーンにはイラストもあるのですが、すみません、つい笑ってしまいました/笑) あまりにも家事というか生活能力のない貴一の世話を焼くうちに、自分に向けられる気を許した相手だけに見せる優しさや笑顔が気になり始め、恋までしてしまった智幸の切ない想いが丁寧に書かれていました。
報われないと解っていても諦められずにいたある日、うっかり貴一に告白する羽目になってしまいます。だけど思いがけず貴一が受け入れてくれた時の戸惑いつつも嬉しい気持ちが、智幸の心や言動の端々に表れていて。智幸の貴一が好きなんだという気持ちがすごく良く解ります。それだけに、絶望感の辛さといったらないですね。何故受け入れてくれたのかと尋ねる智幸に、貴一は「世話になってるから」と言うんですよ。世話をした引き換えにこの恋を手に入れたのかと、智幸の心情はどん底です本当に。
実は、貴一の「世話になってるから」発言には別の真意があったわけなんですが、智幸にしてみればそんなことを考えられる余裕もないです。まあ、貴一にとって智幸が“特別”なのは、最初の方から感じられるんですけどね。智幸をよく構っている京一郎先輩に対して結構あからさまに嫉妬してるし、独占欲剥き出しだし。大きな子供って感じかなあ。ただ、貴一自身が嫉妬や独占欲の裏にあるものを自覚していないのがねえ……。貴一は、感情表現が下手というか上手く言葉に出来ないというか……だから余計に言葉でも心でも擦れ違ってしまうんだろうと思います。でも、もう世話を焼かないと決めた智幸がたまに口を出すと、それが八つ当たりから出た言葉でも、貴一は嬉しそうにするんです。こういうところがあるから、憎めないんですよねえ貴一って。憎めないところが憎いってところでしょうか(苦笑)
続編の「君を待ってる」でも、相変わらずな二人。一応恋人関係にはなったものの、表題作と似たような擦れ違い方をしています。もう少し何とかならないのかなあともどかしく思ってしまうんだけど、でも、そんなことを繰り返しながら、ゆっくり二人にとっての良い関係を育てていって欲しいとも思いました。あ、それから、貴一の独占欲は更に増している感じで見ていてすごく楽しかったです(笑)
あとがきに続編があるかもしれないようなことが書かれていたのですが、どうなんでしょう。智幸と貴一のその後も見てみたいし、寮の雰囲気とかも好きだし、京一郎先輩とか気になるキャラもいるので、続編があるなら是非読みたいですね。

個人的評価:★★★★

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