空と風のうたブログ
読書記録(BL&非BL)、ゲームの感想など。
購入記録(2005年8月)
2005年08月31日 (水) 19:05 | Edit
新刊・既刊含めての2005年8月の購入記録です。
小説に関して。7月末&9月初の新刊でも8月中に購入した分は新刊の所に載せてあります。

1ヶ月間の購入本をまとめて書くのは初めてですが、こうしてみると購入量の多さが一目瞭然で、買いすぎを反省してみたり。
でもファンタジーを沢山購入できて嬉しい。
「闇の抱擁・光のキスシリーズ」の既刊3巻が揃ったのもすごく嬉しいです(1巻がなかなか手に入らなかったので)
とはいえ、買いすぎは買いすぎなので(汗)、とりあえず9月は、既刊は(できるだけ)買わないようにします……。

この色のタイトルは読了。


++<Novel>
▽新刊
・無作法な紳士(榎田尤利/金ひかる/ゲンキノベルズ)
・我が儘王子から逃げてやる!(猫柳りう/天城れの/バジルノベルズ)
・Wの愛劇(花本ロミオ/笹生コーイチ/バジルノベルズ)
・ファントム・エクスプレス(五百香ノエル/雪舟薫/パレット文庫)
・恋のトップシークレット(真船るのあ/こうじま奈月/パレット文庫)
・悼-SORROW- <硝子の街にて20>
 (柏枝真郷/茶屋町勝呂/ホワイトハート)
・邪道 苦海芳魂(川原つばさ/沖麻実也/ホワイトハート)
・千夜一夜に口説かれて(篠原まこと/稲荷家房之介/アズ・ノベルズ)
・ただ一人の男(火崎勇/亜樹良のりかず/ショコラノベルス)
・ごきげんカフェ(榊花月/二宮悦巳/ディアプラス文庫)
・斜向かいのヘブン(砂原糖子/依田沙江美/ディアプラス文庫)
・雨の上がる場所(桜木知沙子/山田ユギ/クリスタル文庫)
・タトゥーあり(栗本薫/定広美香/クリスタル文庫)
・情熱の甘い棘(和泉桂/蓮川愛/クリスタル文庫)
・罪に濡れる夜に(中原一也/片岡ケイコ/クロスノベルス)
・灼熱の闇に魅せられて(橘かおる/亜樹良のりかず/プラチナ文庫)
・てのひらの涙(火崎勇/ひたき/プラチナ文庫)
・夜が蘇る(英田サキ/山田ユギ/プラチナ文庫)
・真実のコトバ(ゆらひかる/唯月一/ダリア文庫)
・I miss you(夜月桔梗/霧島珠樹/アクア文庫)
・天使のため息 <セカンド・メッセンジャー1>
 (月夜野亮/石原理/アクア文庫)
・脱がない男上(木原音瀬/志水ゆき/ビーボーイノベルズ)
・王様のキスは夜の秘密(夢乃咲実/明神翼/ビーボーイノベルズ)
・水に燃える月
 (高塔望生/左崎なおみ/ビーボーイスラッシュノベルズ)

・恋一途(妃川螢/実相寺紫子/リーフノベルズ)
・罪な宿命(愁堂れな/陸裕千景子/アイノベルズ)
・黒猫は甘く咬みつく(日生水貴/水名瀬雅良/アイノベルズ)
・花に抱かれて(嶋田純子/緋色れーいち/アクアノベルズ)
・愛は手負いのケダモノ(妃川螢/青海信濃/アルルノベルス)
・ふしだらな凶賊たち(かのえなぎさ/櫻井しゅしゅしゅ/アルルノベルス)
・甘い恋の駆け引き(真崎ひかる/甲田イリヤ/アルルノベルス)
・追憶のキスを君は奪う(鳩村衣杏/あさとえいり/ガッシュ文庫)
・ずっと好きでいさせて(柊平ハルモ/大和名瀬/ガッシュ文庫)
・神官は王に愛される(吉田珠姫/高永ひなこ/ガッシュ文庫)
・特別レッスンは真夜中に(水島忍/小島榊/ガッシュ文庫)
・眠らぬ夜のギムレット(遠野春日/沖麻実也/キャラ文庫)
・エゴイストの報酬(池戸裕子/新井サチ/キャラ文庫)
・歯科医の憂鬱(榎田尤利/高久尚子/キャラ文庫)
・その声に、みだれて(久瀬桜子/陸裕千景子/ルビー文庫)
・甘く淫らな愛の香り(水上ルイ/藤井咲耶/ルビー文庫)
・爪先たててキスをして(野々原綾瀬/唯月一/ルビー文庫)
・パトロンは恋に惑う(高岡ミズミ/日輪早夜/ルビー文庫)
・揺れる吐息に誘われて(和泉桂/緒田涼歌/リンクスロマンス)
・専制君主のロマンス(鷺沼やすな/佐々木久美子/リンクスロマンス)
・王子様の刻印(夜月桔梗/緒田涼歌/アズ・ノベルズ)
・監察医香坂忍の悩ましき日々
 (小野田五月/石田育絵/アズ・ノベルズ)

・あぶない奴が多すぎる(愁堂れな/山田ユギ/ゲンキノベルズ)

▽既刊
・まほろば恋奇譚~秘恋篇~
 (剛しいら/稲荷家房之介/アクアノベルズ)

・まほろば恋奇譚~成愛篇~
 (剛しいら/稲荷家房之介/アクアノベルズ)

・壊れものを抱くように(真崎ひかる/大峰ショウコ/アクアノベルズ)
・闇の抱擁・光のキス(洸/黒江ノリコ/クロスノベルス)
・月華の誘い<闇の抱擁・光のキス2>(洸/緒田涼歌/クロスノベルス)
・暗夜の獣<闇の抱擁・光のキス3>(洸/緒田涼歌/クロスノベルス)
・晴れた朝も、嵐の夜も。(可南さらさ/蓮見桃衣/エクリプスロマンス)
・フリージングアイ(華藤えれな/雪舟薫/リンクスロマンス)
・恋愛ホメオスタシス(火崎勇/亜樹良のりかず/リンクスロマンス)
・ムーンリット・ハンティング(水壬楓子/白砂順/リンクスロマンス)
・ムーンリット・エスケープ(水壬楓子/白砂順/リンクスロマンス)
・ムーンリット・ドロップス(水壬楓子/白砂順/リンクスロマンス)
・ムーンリット・ラプソディ(水壬楓子/白砂順/リンクスロマンス)
・ロマンティスト・テイスト2(坂井朱生/佐々成美/ラキアノベルズ)
・となりで眠らせて <ロマンティスト・テイスト番外>
 (坂井朱生/佐々成美/ラキアノベルズ)

・覚悟をきめろ!(いおかいつき/石原理/リーフノベルズ)
・ハートを撃ち抜け!(天花寺悠/蓮川愛/リーフノベルズ)
・純情のかけら(妃川螢/かんべあきら/リーフノベルズ)
・恋の引力(妃川螢/祭河ななを/リーフノベルズ)
・囚われの魔主(月夜野亮/南野ましろ/アクア文庫)
・邪道 無限抱擁上(川原つばさ/沖麻実也/ホワイトハート)
・邪道 無限抱擁下(川原つばさ/沖麻実也/ホワイトハート)
・邪道 天荒回廊(川原つばさ/沖麻実也/ホワイトハート)
・熱砂の誓い(橘涼香/雪舟薫/パレット文庫)
・プリティ・プリンス(あすま理彩/かんべあきら/プラチナ文庫)
・黒いサカナ(火崎勇/海老原由里/プラチナ文庫)


++<Comic>
▽新刊
・私立翔瑛学園男子高等部 倉科先生の受難2
 (志野夏穂/ビーボーイコミックス)

・侠、華の如し(亜樹良のりかず/ショコラコミックス)

▽既刊
・なし


++<Magazine>
・小説b-Boy 9月号
ムーンリット・ハンティング
2005年08月30日 (火) 16:47 | Edit
[書籍概要]
タイトル:ムーンリット・ハンティング
著者:水壬楓子
イラスト:白砂順
出版社:幻冬舎コミックス(リンクスロマンス)
発売日:2004/09/30
収録タイトル:「ムーンリット・ハンティング」 「ムーンリット・ハイキング」 「ムーンリット・ペイシェンス」

[あらすじ]
伝説の獣の血を引き、夜になると銀狼へ姿を変える彩都の国王・衣織。その血と傍若無人な性格ゆえ疎まれ、失脚を望む者に命を狙われる彼は、安息を求めて度々城を抜け出していた。ある夜、森で不覚にも罠にかかってしまった衣織は、鷹匠の少年・月鹿に救われる。優しく伸ばされた手に牙をむいた衣織だが、彼から薫るどこか甘く懐かしい匂いに、毛羽立つ感情が不思議と和らいだ。後に、人の姿で月鹿と再会した衣織は、正体を隠したまま、彼と旅を共にすることになるが――。

[感想]
オススメ頂いたファンタジーの中のひとつ「ムーンリットシリーズ」の1作目「ムーンリット・ハンティング」(新装版)です(オススメありがとうございました!) 2段組で読み応えがありましたし、ストーリーも良かったです。世界観なんかも解りやすくてとっつきやすかったです。
東の地に繁栄している東方七都のうちのひとつ、彩都が今回の舞台です。彩都には狼にまつわる伝説があり、王家の起源とされている。現国王である衣織はその伝説の先祖の血を引いており、月の満ちる夜には狼へと姿を変える。そのことで周囲に畏れられ、そのことを常に肌で感じる日々。国王でありながらも衣織の立場は微妙です。それは、早くに亡くなった母親は身分が低く、前父王には正妃との間に息子・怜夜(衣織の異母弟にあたる)がいること。前父王が亡くなる直前、国王に衣織を指名したことで、それを良く思わない者たち(主に怜夜を王位にと望む者たち)には命を狙われ、安らぎなどとはほど遠い生活を送っています。それに加え、自分の中に流れる獣の血がいつ人間としての自分を凌駕するか――いつか人間としての自分をなくしてしまうかもしれないという複雑な思いを抱えている。衣織が、傍若無人で人に関心を持たず、人の温もりを知らず、人を信じられなくなるのも無理はないかもしれません。
そんな衣織に変化をもたらしたのが、鷹匠の少年・月鹿です。狼の姿の時に罠にかかり傷ついた衣織を助けた月鹿は、動物の扱いに長け、そして月鹿自身、動物を心から愛しています(月鹿の一族は、「獣使い」としてかつて王家と関わりのあった一族だということが後に解るんですけどね) 最初は牙をむいた衣織ですが、少しずつ月鹿に懐いていきます。人の姿で再会した後も、叱られたりしてむっとしつつも不思議と月鹿の言葉には従ってしまう。その様子はまさに「人に慣れない動物を手懐けていく」という言葉がぴったりだと思います(笑) 実際、月鹿以外の人間に心を動かされるような衣織じゃありませんし。ずっと衣織の傍にいた雪那(武官)や須麻(宰相)に対しても狼の姿を見せることは避けていましたが、月鹿の前だとむしろ狼の姿の方が安らいでいる感じがしましたね。
しかし月鹿にはある目的があった。それは、数年前に王の息子(衣織のこと)によって王宮に連れて行かれた姉・月莉を返して貰うということ。月鹿は、彩都で開かれる鷹狩りに出場するために旅をしていたんですね。鷹狩りで認められると王室付の鷹匠として王宮に上がることができるからです。その事情を聞いた衣織は、自分が彩王であることを知られたくないと強く願うようになります。月莉を王宮に連れて行った理由が理由ですしね…そんな勝手なって感じですが、でも衣織が抱えてきた孤独を知っているからどうも憎めなくなってしまう…。
後半は、月鹿が衣織が人狼であることを知ったり、衣織の命を狙う者の中に月莉の姿があったり、そしてとうとう彩王が衣織だということが月鹿の知ることとなったり、衣織が敵の手に落ちたり…と、大きくストーリーが動きます。月鹿の心も揺れます。姉を取るか、衣織を取るか。一度は姉を取るも、すぐに後悔する姿は、月鹿が素直でまっすぐな分、見ていて辛く切なく感じられました。衣織の命は、あわや…というぎりぎりのところまでいくのですが、そんな緊張感を覚えたり、その後の意外な助けに驚きつつも安堵したりと、最後まで目が離せなかったです。この一件で、色々と波紋は広がるだろうけれど、ひとまず衣織に関しては一安心というところでしょうか。心から望む者(=月鹿)と出会い、共にこれからを生きる事ができるのですから。人と狼との間での複雑な思いも、どちらの姿も衣織だと変わらず傍にいてくれる月鹿の存在がある限り、大丈夫じゃないかなと思えます。
ただ気になったのは後宮のこと。いくら衣織が後宮を見向きもしない…というか、存在自体どうでも良さそうでも、月鹿以外に関心がなくても、何だか気になってしまいます。月鹿もちょっとは気にしてそうな感じだったのに、衣織と恋人同士になってからは全然触れられてもいないし…月莉のことも解決(?)したからもう良いのかなあ? 引っかかるのは私だけなのかも…。
「ムーンリット・ハイキング」は、まともに執政をしない衣織に手をやいていた須麻が、衣織を上手く手懐け操れる月鹿という強い味方(月鹿自身は自覚なしですが)を得て、衣織を思い通りに動かして上機嫌な様子がすごく楽しいです。にっこり笑ってる顔の裏で、いくつもの策略が浮かんでいるんでしょうね。それを解っていながらも、月鹿の手前大人しく従うしかない衣織が面白いです。本編の最初の頃の衣織と見比べてみるとますますそう思えます。雪那だけでなく動物にも(いや動物だからこそ?)嫉妬しているのも(笑)
「ムーンリット・ペイシェンス」と巻末の悩み相談室も面白かったです。本当に衣織は月鹿にべったりですよね~王としての責務がなかったらそれこそ1日中ひっついてそうです。月鹿にだけは手懐けられても嬉しいんでしょうね…まあ、完全に手懐けられたわけでもないですけど。でも月鹿に嫌われるのが何よりも怖い衣織ですので、最後の一線だけは守って…くれるでしょう多分。

個人的評価:★★★★☆

ムーンリット・ハンティング 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
甘く淫らな愛の香り
2005年08月30日 (火) 00:28 | Edit
[書籍概要]
タイトル:甘く淫らな愛の香り
著者:水上ルイ
イラスト:藤井咲耶
出版社:角川書店(ルビー文庫)
発売日:2005/09/01

[あらすじ]
世界的に有名なガラスデザイナーのジョルジョは、自分を愛人にと狙う義兄から逃れるため日本で暮らしている。そんなジョルジョの前に、若手調香師・麻生剣次が現れる。仕事の依頼だけのはずが、突然「どうしても貴方が欲しくなった」と一目惚れ宣言をされてしまうジョルジョ。その日から強引な麻生に公私ともに求められ、愛を囁かれる日々を過ごすのだが、麻生が義兄の部下だと知って……?

[感想]
前作、「甘く危険な恋の香り」のリンク作品。時間的には前作から少し後くらい? 西園の友人でガラスデザイナーのジョルジョ(26)と、西園の幼なじみの剣次(19)が主役のお話です。前作で少しだけ登場したジョルジョとルーカの事情も詳しく解ります。というかそれがメインになっています(勿論、ジョルジョと剣次の恋愛もですけどね) 西園と亮介もちらちらと登場してます、ラブラブぶりを見せつけられました(笑)
ジョルジョが日本でルーカと二人暮らしている理由は、義兄・ロッスィから逃げて身を隠しているため。ロッスィは、イタリアの大富豪の当主で、ジョルジョの亡くなった姉の元夫でした。ルーカは、ロッスィとジョルジョの姉の間に生まれた息子です。早くに両親を亡くし、自分を一人で育て支えてくれた姉の幸せを心から願っていたジョルジョですが、姉が亡くなった途端にロッスィは「本当に欲しかったのはジョルジョだ」と言うんですね。そのために姉と結婚したと。そして、息子であるルーカに対する冷たい言動にも憤りを感じたジョルジョは、ルーカを連れてロッスィ家を出、日本へと逃げてきたというわけです。いつ壊れるか解らない、けれど、そんな二人の暮らしは安らぎと幸せに満ちていた。ルーカを正式に自分の養子にしたいと願うジョルジョ。それには実の父であるロッスィといずれ向き合わなければならないことは良く解っているけれどできずにいる……そんな状況です。
一方、若手調香師の剣次は、ジョルジョのガラス作品やフラコンの大ファンで、いつか自分が調香した香水のフラコンを作ってもらいたいと思っていた。そこで重要な役割を果たすのが、ジョルジョとも剣次とも繋がりのある西園です。彼の紹介でジョルジョに会えることになり、大はしゃぎの剣次。しかも、ジョルジョが自分の香水を気に入ってくれ、最高の香水が出来たらフラコンを作っても良いとまで言われ、ジョルジョの家で生活することになります。実際に会ってみて、ジョルジョの作品だけでなくジョルジョ自身に恋をした剣次は、ジョルジョをイメージした調香をしようと張り切ります。
そんなこんなで、ジョルジョとルーカ、剣次の三人の暮らしが始まります。剣次はあっという間に二人にも環境にも馴染んで、それが自然なので、見ていてほのぼのした生活ぶりを楽しめました。恋はしない、ルーカを育てて生きていこうと決めていたジョルジョも、少しずつ剣次が傍にいる日常に慣れてきて、剣次に惹かれていくんですね。この辺りはゆったりと時間が流れているようで、本当に好きです。剣次とルーカが並ぶと子供が二人遊んでいるみたいで微笑ましい。でも、時には男らしさも見せたりして、年相応さと大人っぽさが同居している感じで良かったです。ルーカもすごく可愛いしね。
けれど、剣次には秘密がありました。それは、剣次の職場が(試用期間中ではありますが)ロッスィの経営する一流香水店であるということ。そして、ロッスィからジョルジョの居場所を突き止め教えるようにと言われていることです。ジョルジョと剣次の視点が交互にあるので、このことは読み手には割合早く解ります。なので、剣次がどういう行動を取るのかはらはらしつつ読む事が出来ました。ジョルジョへの想いは本物だし、ジョルジョとルーカと暮らす日々が大切なのも本当。ロッスィの言い分と自分の目で見たジョルジョとルーカの様子の食い違い。どうすることがジョルジョにとって一番良いのか? と居場所をロッスィに教えるのを先延ばしにする剣次が、最終的にどういう選択をするのか。まあ、想像はつくでしょうけど、伏せておきますね。
……と、ここまではすごく好みの展開だったのですが……。ジョルジョが剣次の隠していた事を知ってしまってからの展開が、早すぎるように感じられました。ページ数が増えても良いから、もっとゆっくりじっくり読んでみたかったです。あと、ロッスィの執念深さとかももう少し顕れていると良かったかなあと。とある人を持ち出された途端あっさり引き下がっちゃったので……まあ、それだけの人物であるわけなのですが、それまでその人物について触れられていなかったので、余計にそう思うのかも。せっかくのクライマックスも駆け足な感じで、物足りなく思えて残念でした。全てが解決して、晴れてルーカはジョルジョの養子になったし、ジョルジョとルーカ、そして剣次が何のしがらみもなく三人で暮らせるようになったのは良かったんですけど、そんな平和な日々ももっと覗いてみたかったです。

個人的評価:★★★☆

甘く淫らな愛の香り 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
ファンタジー・その後
2005年08月23日 (火) 18:11 | Edit
以前、「ファンタジーもののオススメを教えて下さい」と書いた所、ありがたくも何人かの方々からファンタジーものを教えて頂くことができました。
コメントやweb拍手で教えて下さった方々、本当にありがとうございます。
早速、色々と購入してきました。
月末に今月の購入記録をまとめて書くつもりですが、ご報告がてらファンタジーものだけ抜粋(?)して書きます。


++<Novel>
・まほろば恋奇譚~秘恋篇~(剛しいら)
・まほろば恋奇譚~成愛篇~(剛しいら)
・ムーンリット・ハンティング(水壬楓子)
・ムーンリット・エスケープ(水壬楓子)
・ムーンリット・ドロップス(水壬楓子)
・ムーンリット・ラプソディ(水壬楓子)
・邪道 無限抱擁上(川原つばさ)
・邪道 無限抱擁下(川原つばさ)
・邪道 天荒回廊(川原つばさ)
・邪道 苦海芳魂(川原つばさ)
・やさしい竜の殺し方1~5(津守時生)

++<Comic>
・平安情瑠璃物語(竹宮惠子)


買いすぎだと思いつつ、これだけ買ってきてしまいました(汗)
シリーズものは……とか言っていたのに、上記の本の大半が近くの本屋さんに売っていたので、我慢できずにどかどかと。
「ムーンリットシリーズ」は「ドロップス」が置いてなくてやきもきしたのですが、先日、幻冬舎さんのオンラインブックストアで「8月下旬発送」になっていたので、昨日思い切って注文してしまいました。
下旬といっても幅があるし、まだだろうなと思っていたのですが、予想に反して今日届いたので、驚きつつも嬉しかったです。

とりあえず、「まほろば~」と「平安~」は読了しました。
また他の作品もゆっくり読みたいと思います~。

まずは、ご報告と御礼まで。
でした。
恋一途
2005年08月19日 (金) 19:01 | Edit
[書籍概要]
タイトル:恋一途
著者:妃川螢
イラスト:実相寺紫子
出版社:リーフ出版(リーフノベルズ)
発売日:2005/09/01
収録タイトル:「恋一途」 「無条件完全降伏」

[あらすじ]
小悪魔的な容姿とは裏腹、真面目一途な曄(あきら)は、実は極道の息子。ある日、積もりに積もった鬱憤を晴らすべく慣れぬ火遊びを仕掛けた曄だったが、逆に誘った男にしつこく絡まれてしまう。そんな曄を救ってくれたのは、颯爽と現れた正体不明の伊達男・氷見(ひみ)。やさしげな風貌の裏に底知れぬ本性をひた隠す謎の男に、やがて惹かれ始める曄だったが……。名前しか知らない男の正体は、敵対組織の幹部だった!?

[感想]
「甘いシリーズ」の11冊目となる本作。といっても、私は「甘いシリーズ」を読んだのはこの作品が初めてなんですけど。シリーズを読んでいないと人間関係とかが解らないかなと思ったのですが、そうでもなかったのでほっとしました。むしろ、面白かったです。基本的に極道もののお話は大好きですしね。まあ、敵対組織…というのも興味を惹かれる理由のひとつなんですけどね(苦笑)
黒龍会の傘下である早乙女組組長の息子・曄は、大学に入学したばかり。出奔した兄の代わりに、自分なりに父の役に立ちたいと武道を習い、黒龍会三代目の恋人・史世の大学構内での護衛役を自ら買って出る。父からも舎弟からも愛され大事にされ育った曄だけれど、自分だって大切な父や舎弟・組のために、男として息子として頼りにされたい。自分の存在の希薄さをどうにかしたい。極道の息子という立場から相談できる友人もできず、そんな気持ちを抱えて肩を張って生きてきた曄は、そのために溜まった鬱憤を晴らすため「ちょっと悪いことをしてみる」計画を思いつく。けれど、誘った男に逆に絡まれてすぐに後悔する羽目になり、そんな曄を助けてくれたのが氷見という男でした。そのことが切欠で、氷見と何度も会うことになります。狭い世界しか知らなかった曄に、色々な世界を見せてくれる氷見。これが、見ていて本当に可愛いデートなんですよね。
その氷見は、黒龍会と敵対している虎武連合総裁の息子です。やさしげな風貌だけじゃない、獰猛な本性が勿論ある。そりゃあもういろんな意味で激しい男なんですが、曄にはベタボレのメロメロです。曄のすることだったら、何をしていても可愛くてたまらないというのが良く解ります。曄を早乙女組組長の息子だと知りつつも、惹かれているのを自覚して、それでも抑えようとしているのもね。そんな氷見の葛藤には気付かず、曄は、初めて得た甘えられる存在である氷見に無邪気に懐くんですよね。父たちの前では見せられない、弱気な部分も、無防備な笑顔も、意地っ張りな部分も、氷見になら自然に見せることが出来る。氷見の存在がどんどん大きくなる。そんな曄に、とうとう氷見が自分を抑えられなくなってしまう。けれど、曄の父の乱入により、氷見が虎武連合総裁の息子だということが曄の知る所になります。
氷見と引き離されて曄は、自分がどうしたいかを真剣に考えることになる。氷見のこと、史世に言われたこと……そして曄は、結論を出します。氷見についていく、と。真剣を振りかざし、ナイフを自分自身に突きつけ、父たちを振り切ってでも。守られていた今までの自分に気付き、その無意識の甘えを捨て、自分の意志を貫く凛とした姿に、曄の強さを見せつけられました。それはきっと生来、曄が持つもので、氷見と史世が解放させるきっかけとなり、曄がそれを受け止め受け入れられたからなんでしょうね。一方の氷見も、曄にだけ全てを捨てさせて自分は何もしないなんて男じゃないのも良いです。氷見だって曄のためなら全てを捨てる覚悟で曄を奪いにきます。曄の父との対決シーン、「曄はもらいうける」なんて言葉を当たり前のように告げる氷見にうっかりときめいてしまった…。あと話は遡って、初えっちの時の「おまえのためなら、何もかも全部、捨ててやるさ」という氷見の言葉にも。…私って、氷見みたいなタイプが好きだったのか…(笑)
前半の氷見と曄の可愛い交流とは打って変わって、大きく展開する緊迫した後半でしたが、氷見と曄の覚悟が伝わってくるシーンが多々あり、最後まで一気に読めました。最後は史世と三代目に美味しい所を持って行かれたような感が…でも、その時の氷見の焦りぶり(?)は楽しかったです。問題が全くなくなったわけではないけれど、結果的に、黒龍会も虎武連合も曄の父も納得ずくで、曄と氷見は一緒にいられるようになったわけですから、それが一番何よりかなと。うーん、史世と三代目のお話も読んでみたいような…そうでもないような(笑)
「無条件完全降伏」は氷見視点の短編。本編の後の、ちょっとした日常…かな? 曄の希望で、最初に出会った時のような洒落た気障男風な格好で大学まで車でお迎え~なお話。アッシーでも何でも、とにかく曄に参ってしまっているちょっと情けなくも格好良い氷見が素敵です(笑) 氷見は本当に曄のためなら何でもしそう…というか絶対しますね。この先も氷見は曄にはかなわないでしょう、なラブラブな二人のタイトル通りのお話でした(表題作もタイトル通りのお話で、このタイトル、すごく好きです)

個人的評価:★★★★★

恋一途 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
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