空と風のうたブログ
読書記録(BL&非BL)、ゲームの感想など。
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戸惑う瞳の優美な罠
2006年08月02日 (水) 00:07 | Edit
「戸惑う瞳の優美な罠」 ★★★★☆
著:水城薫/イラスト:高座朗/角川書店(ルビー文庫)

戸惑う瞳の優美な罠

[あらすじ]
就職活動中の上村総を拾ってくれたのは、噂のゲーム会社・ブランチラインの社長・関口雅也。見た目軟派なくせに構いたがりな雅也は、子供っぽい総を過保護に甘やかし、優しく見つめてくる。その甘い視線が、総は何故だか照れ臭くて…!? けれど、彼の幼馴染みという同僚の氷山へ向ける親密さが気になり始める。「特別」なのは氷山だけ…? 雅也への気持ちに気づき始めた頃、総を陥れるある事件が起きて──。世話焼きベンチャー社長×やんちゃ新入社員の甘やかされ系ラブ!

[感想]
「灼けつく肌の甘美な罠」のリンク作。「灼けつく~」は攻が好きになれず、話としても私の好みとは合わなかったのですが、こちらは結構好きです。
前作も読んでいるし視点も関口と総の交互なので、総が関口の氷山への態度を誤解したりしても、安心して読めました。
それにしても、関口のような攻は良いですね~。世話好きで構いたがりで、総にベタ甘。勤め先の社長(関口のこと)に対する態度とは思えない総の言動も許容、というかむしろ面白がってます。仕事自体はきちんとしているし、関口以外の社員には丁寧に接しているので、読んでいる方も不快には感じなかったですしね。情報漏洩の件では、私的な面だけでなく、総の性格や入社した経緯等から客観的にも考えた上で、総を信じた点がポイント高いです(総には誤解されましたが……)
情報漏洩の件は結構あっさり解決した感じだったかな。犯人は思いきりバレバレだし。あからさまに怪しいんですよねえ。自ら自分を窮地に追い込んでるし。そんなことしたら逆効果だって解らなかったのかなあ……。
最後になってしまいましたが、総と関口の恋愛に関して。どちらもお互いに好意を抱いているのですが、それが恋愛感情だと認めるまでは割と遅めでしたね。そして、関口は案外手が早かった……(笑) けれど翌朝、関口への告白も交わした会話も行為も総が覚えていなかったのには、関口がちょっと不憫になったり……(もっとも、それでへこたれる関口ではないですが) 後できっちり思い出したようなので良かったです。でも、ラストは、出来ればもうちょっと先まで書かれていればなあと。恋人になったその後を見てみたかったので。でもまあ、相変わらずの二人かな?とは思いますけどね。



この本でちょうど100冊目の感想になります。
途中、更新停滞したりしつつも、ここまで続けられて嬉しいです。
今後もお付き合い頂けると幸いです。よろしくお願いします。
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いつか恋が叶うまで
2006年08月01日 (火) 00:01 | Edit
「いつか恋が叶うまで」 ★★★★☆
著:CJ Michalski/芳文社(花音コミックス)

いつか恋が叶うまで

[あらすじ]
いつも一人ぼっちだった高校生・翠は、雨の日に倒れていた謎の美青年を家に連れて帰った。リオと名乗った彼に突然キスをされた翠は、その時からただ一人自分を必要としてくれるリオに思いを寄せ始める。しかし彼が現れた目的を知ってしまった翠は……!? 出会うことが運命づけられていた二人の恋! リオの陵辱された少年時代「恋が叶う前に」も収録!

[感想]
「いつか恋が叶うまで」
家では父とその再婚相手である継母、学校でも周囲と上手くいかずいつも一人だった翠が出会ったのは、リオという謎の青年。覚醒する間際、“ジェイド”と言いながら翠にキスをしてきたリオが気になって仕方ない翠。けれど、実はリオは15年後の未来からやってきて、1ヶ月後には帰らなければならないのだという。それで、1ヶ月間、翠とリオは一緒に暮らすことになります。
いつも一緒にいてくれ、楽しさを共有してくれる、優しいリオにどんどん惹かれていく翠ですが、リオの心の中にはジェイドという初恋の人がいます。そしてリオは、どんなに一緒にいたくても1ヶ月後には未来に帰ってしまう人です。複雑に乱れる感情に揺れる翠が、見ていてすごく切ないです。
いつしかリオもまた翠へと想いを抱き初めるようになるけれど……別れの日はやってきます。お互い一緒にいたいという想いは同じなのに。翠の「一人にしないで」という想いを叶えたかったのに。二人は現在と未来に、離れ離れになってしまいます。そして、話は未来……リオの本来いた時代に移り……。
ラストは、翠とリオが恋人同士になって一緒に暮らせるようになって良かったです。でも、高校生の翠ももっと見てみたかったなあ。ちなみに、“ジェイド”とは翡“翠”のこと、です。途中からそうだったら良いなと思っていたので、ほっとしました。

「恋が叶う前に」
リオが子供~少年だった頃、ジェイドと出会うまでの話です。この頃のリオって、もうすっごく可愛いんですよ~。
施設で育ったリオは、施設の屋根裏にある天使の絵を初めて見て以来、その天使を心の拠り所にしてきて。義父に引き取られて望まぬ行為を強いられても、脳裏にはいつもあの天使がいるんです。この義父の外の顔とリオを抱く時の顔のギャップがすごいんですよね、ちょっと怖いかも……。リオはそんな日々に耐えて耐えて、でも、義父に大切なものを踏みにじられていたと知った時、義父の元から逃げ出します。そして、紆余曲折の後、リオは天使(=ジェイド)と出会う。リオが自分を迎えに来たジェイドの手を取ったシーンが印象的でした。
これからリオは翠との恋を叶えるために過去の翠に会いに行くんですよね。この時のリオはまだ何も知らないけれど、翠は全てを知っていて、長い間ひとりでリオを探し続けて出会う日を待ち続けて、出会ってからも更に待ち続ける……それはとても苦しくて、でも、苦しいだけならそんなに長い間待てないだろうなと思います。それほど強くリオを想っていたってことですよね。

「恋が叶った後に」
描き下ろし。恋人同士になったリオと翠のその後と、リオの義父の死によるあれこれが描かれています。
最低な義父だったけれど、それでもたった一人、“父”と呼んだ人だった……と苦しみながらも静かにそう語るリオ。翠がいるからこそ、今のリオがあって、そういうふうに言うことも思うこともできるようになったんでしょうね。リオにとっての翠は、今も天使なんです。もし昔の翠に出会って恋をしなかったら、今の翠には神々しすぎて手が出せなかったくらい。……でも、あのー、高校生には手を出しても良いんですか?なんて思ってしまいました(笑)
ともあれ、穏やかで幸せな二人を見られて満足でした。
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