空と風のうたブログ
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甘く危険な恋の香り
2005年07月05日 (火) 15:27 | Edit
[書籍概要]
タイトル:甘く危険な恋の香り
著者:水上ルイ
イラスト:藤井咲耶
出版社:角川書店(ルビー文庫)
発売日:2005/07/01
収録タイトル:「甘く危険な恋の香り 第一話」 「甘く危険な恋の香り 第二話」

[あらすじ]
化粧品会社に勤務する香川亮介は、新作香水の企画に悩む中、偶然迷い込んだ路地で見つけた香水店で、恐ろしく艶のある香りを纏った極上の調香師・西園孝明と出会う。なぜか西園の香りに腰砕けになった亮介は、これこそ理想の香りと思い仕事を依頼するのだが、その途端「ベッドの相手をするなら引き受けよう」なんて条件を出されてしまい……!?

[感想]
亮介が所属する第二企画室は、今回の香水の企画のコンペで第一企画室に勝ち、かつその香水が世界的にヒットしなければ撤廃させられという状況に追い込まれていて、第二企画室存続のために亮介は必死になっています。そのため、偶然出会った理想にぴったりの香りを作り出せる西園にどうしても仕事を引き受けて貰おうと説得します。それに対して西園が出した条件は「抱き枕が欲しい」……言うまでもなく、亮介のことですね。
あらすじにあるように、ベッドの相手をするのと引き換えに仕事を受けてもらうというお話なのかなと思って、そういうのはあんまり好きじゃないのでどうかなあと思いつつ読み始めたのですが……微妙に違いました。少なくとも、亮介にその気がないのに仕事を盾に無理矢理、なんて展開じゃなかったのでほっとしました。亮介がその気になるまでは夜抱きしめて眠るだけ(キスはするけれども)なので。まあ、最初から亮介はその気になっているような気がしなくもないのですが(何せ初対面でいきなり腰砕けになっているし/笑) でも、揺れつつも何とか流されず、絶対にえっちなしで西園にすごい香水を作らせてやる、という亮介の心意気(?)を見ていると、意志の強いところもあるのかなあと感じました。
このお話は、亮介視点と西園視点が交互にあります。実は西園は、世界的に名の知れた調香師で、かつては様々な会社の依頼を受け調香をしていたのですが、現在はごく限られた仕事しか受けず、居場所も伏せています。そんな西園が心を動かされたのが亮介です。ほとんど一目惚れ状態ですね。そんな西園の視点が時々入ることで西園の亮介への本気の想いが解るので、亮介と西園が気持ちの上で擦れ違っていても読み手にとっては安心して読めるお話でした。
第二話では、亮介の依頼以外の仕事は受けないと決めた西園が、新しい企画のアイディアが浮かばず苦悩する亮介とともにフランスへと向かいます。世界的企業グラン社との最後の仕事のためです。そこで亮介は、グラン社社長であり西園の幼なじみでもあるグランと、グラン社の企画担当・レチュと出会います。このレチュが、西園のことが好きだということにすぐ気付くわけなのですが……西園にとって恋愛の対象は亮介しかなく、レチュにアプローチされてもその態度を終始崩さないのがすごく良かったです。けれども亮介にとってはレチュの存在は大きくて、精神的に辛い状況に。そのことに付随して、企画者としての自分に疑問を感じたり、西園の調香師としての腕を自分ひとりが握ることに不安や恐れを抱いたりしてしまうんですね。でも、全体的に甘い甘いお話だったので、お互い拗れそうになっても、第一話同様安心して読み進められました。西園が、亮介の依頼しか受けない理由を亮介に伝えるシーンが好きです。当たり前なんだけれど、恋人だから亮介の依頼しか受けないわけじゃないという西園の気持ちをはっきり聞けて良かったし、亮介も自分に自信を持てたようですしね。
亮介と第二企画室のメンバーとのやりとりや、企画の仕事風景などはもっと見てみたかったなあと思いました。

個人的評価:★★★★☆

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