空と風のうたブログ
読書記録(BL&非BL)、ゲームの感想など。
コールド・レイン
2005年10月26日 (水) 18:32 | Edit
[書籍概要]
タイトル:コールド・レイン
著者:伊郷ルウ
イラスト:しおべり由生
出版社:ワンツーマガジン社(アルルノベルス)
発売日:2005/11/01

[あらすじ]
見目麗しいという表現がぴったりのエリート商社マンの安曇野は、3年ぶりで別れた恋人・片岡に、彼が経営するジャズバーで偶然に出会う。出世街道からとある事情で会社を辞めた片岡の窮地を助けず、彼を見捨ててしまった安曇野は、別れた雨のあの夜を忘れることなどできない。しかし、片岡は、まるで過去に何もなかったかのように振る舞う。謝るつもりの安曇野は、冷ややかな態度のままの片岡に乱暴に凌辱されてしまうが……!?

[感想]
上司が起こした横領事件に巻き込まれた片岡は、無実を訴えても信じてもらえず、逆に会社での立場は悪くなる一方だった。その上、恋人である安曇野からも距離を置かれて、結局、別れた上で会社を辞めてしまいます。安曇野は、片岡の無実を信じながらも、結果的に片岡を見捨ててしまうことに。そして、3年経った現在、ジャズバーのオーナーとなっている片岡と再会するが……というお話。
うーん、安曇野が好きになれなかったです。かつて見捨ててしまった恋人に再会して、謝ろうとするのは良いのですが、何であんな言い方してしまうのか、と思ってしまいました。確かに片岡の言い方はきついかもしれませんが、過去を思えば仕方のないことなんじゃないでしょうか? なのに、言われたことに腹を立て、更に酷いことを言い返してばかりなんですよね。これでは、謝るどころではありません。実際に安曇野の立場になってみた時、自分の立場も何もかもを投げ出してでも恋人の無実を周囲に叫べるかどうか考えてみれば、安曇野だけを責めることはできないかもしれないけれど、それでも安曇野の考え方に共感はどうしても出来なかったです。なので、片岡に冷たくされてもそれでも片岡を想って会いに行ったりする切なさなどは感じられなかったし、職場で安曇野が片岡と似たような立場に立たされた時も、周囲の態度に腹立ちは覚えても安曇野に対して辛いだろうなあとかあんまり思えませんでした。それを言うならかつての片岡の方が辛かっただろうと思う。唯一味方してくれるはずの、傍にいて欲しかった恋人の安曇野さえも、自分の気持ちを理解しようともしてくれなかったのですから。それなのに、自分のような思いはさせたくないからと、片岡は安曇野を支えてくれるんですよねえ……。あと、自分に好意を寄せてくれた稲森に対する態度とかもちょっと……という感じで。まあ、稲森のあの豹変ぶりもすごいが。愛と憎しみは紙一重、ということなんでしょうか。
最後はハッピーエンドなんですが、何となくすっきりしなかったなあ。片岡の店で働くことになった時、足手まといにならないようにちゃんと勉強してからと考えたのは良かったですけどね。
すみません、何だか偏った感想になってしまいました……。

個人的評価:★★☆

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