空と風のうたブログ
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本能の恋
2006年04月09日 (日) 21:31 | Edit
[書籍概要]
タイトル:本能の恋
著者:火崎勇
イラスト:砂河深紅
出版社:茜新社(オヴィスノベルズ)
発売日:2006/04/25

[あらすじ]
新規契約の打ち合わせをひかえた週末、綾野辺は同僚から思いがけなく告白される。動揺した綾野辺に気を遣った同僚が去った後、綾野辺は見知らぬ男からのレイプにあう。圧倒的に蹂躙された後、唇を寄せてくる男の顔を初めて見た。野生の獣のような、黒い真っすぐな目。口づけの予感に、さらに求められるのかと思った綾野辺は、最後の力で逃げ出した。だが翌週、同僚とともに訪れた打ち合わせの場に、自分をレイプしたあの男がいて…。

[感想]
新規契約の打ち合わせを控えた週末、同僚の片桐の中学の同窓会があり、その同窓会で綾野辺は片桐から告白され、その後、見知らぬ男からレイプされてしまいます。翌週、契約の打ち合わせに行くと、そこにいたのはその男で……というお話。
片桐とその男(御荘)は中学の同級生で、とある因縁がありました。そのため最初からお互い険悪、片桐にいたっては仕事を放棄しかねない態度です。というか、実際、綾野辺を置いて打ち合わせの場から出て行ってしまうんですね。けれど、御荘にレイプされた綾野辺にしてみれば、二人きりで残された状況は苦痛と恐怖でしかない。その上、片桐と御荘の関係を知るにつれて、自分が受けたレイプの真実が解ってしまう。御荘は、綾野辺を片桐の恋人だと思いこみ、その綾野辺をレイプすることで片桐への溜飲を下げようとしたのだと。今度の契約に自分達を指名したのも、クライアントとして片桐を見下ろす立場になるためなのだと。綾野辺は、最初に御荘の目を見た時からずっと御荘に捕らわれていたんでしょうね。だからこそ、御荘が見ていたのは自分ではないと知って余計に傷ついて。けど、レイプしてしまったのはどうかと思いますが、綾野辺のそれが完全な誤解なのは、読んでいる方にとっては明白でした。どう見ても御荘は綾野辺のことが好きなんだと思うし、契約に指名したのは片桐ではなく綾野辺だということも解りましたし。うーん……思い返せば、お互い誤解ばかりしていましたね、この二人。おまけにどっちも相手の話をまともに聞かないし。そして更に誤解が増えていくという……。
最初こそ怖くて御荘に対して抵抗できなかった綾野辺ですが、いつまでも黙ってやられっぱなしなわけではなく、むしろ割と強いかも。御荘とまとままる前も後も、殴ったり、コーヒーぶっかけたり、ファイルで叩いたり……とか(笑)
終盤、御荘が随分前から綾野辺のことを知っていて、長い間想い続けていたことを打ち明けるシーンがあります。あとがきで火崎先生が御荘のことを「純情青年」と書かかれていましたが、そのシーンを読んでちょっと納得(笑) 辿々しい手つきで綾野辺に食事を作ろうとして失敗したシーン(その後が良くなかったけど……)やラストの御荘の台詞を思い出して、微笑ましくなったり……。
それにしても、もし、綾野辺が同窓会に行かなかったら、これって全く違ったお話になっていたんじゃないかな。片桐と御荘の関係はあるにしても、契約の打ち合わせの場が(綾野辺にとっては)初対面で、少しずつ仲良くなっていって……って、初めに御荘が思い描いていた通りになっていたのかも。このお話ではそうならなかったし、仮定の話をしても仕方がないんだけど、場面場面でここがこうだったら、って考えていくと色々な話の広がり方があるなあなんて思ってしまいました。まあ、それは、このお話に限らず、どのお話でも言えることですけど……。

個人的評価:★★★★☆

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