空と風のうたブログ
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舞い落ちる恋の瞬き
2005年02月04日 (金) 21:46 | Edit
[書籍概要]
タイトル:舞い落ちる恋の瞬き
著者:早瀬響子
イラスト:甲田イリヤ
出版社:雄飛(アイノベルズ)
発売日:2005/02/01

[あらすじ]
日舞白鷺流宗家御曹司の雅哉は、自分の取材に訪れたカメラマン・晃の精悍な容姿とまっすぐな性格に惹かれていく。一方、晃も雅哉が見せる芯の強さと美しく儚げな舞に魅了されて恋心を抱き始めた。だが「父に愛されたい」という雅哉の言葉に、彼の想い人は宗家である血の繋がらない父の崇だと勘違いしてしまう。崇への嫉妬から、晃は雅哉を強引に抱いてしまうが――!?

[感想]
日舞を扱った和風ものというお話でしたが、個人的には雅哉の普段着が好きだったりします。勿論、和服も好きなんですけど、普段着のイラストがお気に入りなので。
日舞については私自身、全然知りませんでした。なので、日舞の描写があってもぴんとこなくて、最初はあまりお話に入り込めなかったのですが、読んでいるうちに何となくだけどこんな情景なのかなと感じる部分もありました。こうやって知らないことを断片的にでも少しずつでも知っていけるのは、本を読んでいる醍醐味のひとつなんじゃないかなあと思えます。
……お話の内容に話を戻しますね。雅哉と晃はお互い気持ちは同じなのに、見事に噛み合っていません。雅哉の方は、晃のことが好きで、でも晃みたいな素敵な人が自分なんか好きになってくれるわけがない、と最初から諦め気味。加えて、複雑な家庭事情や白鷺流の内部事情、父親の雅哉に対する冷たい態度から、随分と自分を過小評価してしまっています。それでも、父親に愛されたい、認められたい、という強い願いがあって。でもそれは、恋愛感情ではないんですよね。一方の晃は、それを恋愛感情であると勘違いしてしまう。雅哉の想いが自分に向いているなんて考えもしないんですよ。そのせいで、お互い好きなのに全然そのことが相手に伝わらない。もう、見ていて焦れったくてしょうがなかったです。
決定的だったのは、今まで嫌がらせを受けていた雅哉が、今度は階段から突き落とされて怪我をしてしまった時のこと。雅哉の念願だった父親との共演の直前だったこともあり、怪我を押してでも舞台に出ます。雅哉がそこまでして踊りたかったのには、もうひとつ大きな理由があって……それは、晃に少しでも多く自分の舞をカメラに収めて欲しかったからなんですね。でも、それを知らない晃にしてみれば、父親への想いだけが雅哉を動かしているように思えてしまうんです。それで、嫉妬から雅哉を強引に抱いてしまう、という事態に。……結局、2人とも相手のことを想いすぎて、自分の想いしか見えていなかったんだろうなあと思いました。そんな2人の橋渡しをしたのは雅哉の父親ということになるのでしょうか。今まで雅哉に対して取ってきた態度には腹が立ったりもしましたが、父親は父親で辛い思いをずっと抱えてきていたんだなあと思うと責められなくなってしまいました……。
擦れ違う雅哉と晃の心にやきもきしつつも、お互いを想い合う心は真剣なことが伝わってきて、最後まで見届けたい気持ちで一杯になりました。なので、ラストは、雅哉と晃の仲も上手くまとまったし、雅哉と父親も話し合いをしたし、嫌がらせの犯人と理由も解ったし……すっきりとお話が終わっていて良かったです。

個人的評価:★★★☆

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