空と風のうたブログ
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赤い砂塵の彼方
2005年03月14日 (月) 21:00 | Edit
[書籍概要]
タイトル:赤い砂塵の彼方
著者:小塚佳哉
イラスト:緒田涼歌
出版社:心交社(ショコラノベルス・ハイパー)
発売日:2005/03/20

[あらすじ]
考古学を学ぶ和泉潤は、留学する途中立ち寄った中東の国アルスーリアの都市遺跡で金髪の美青年アーリィと出会い、誘われるまま一夜を共にする。「再会したら本当の恋人になろう」と約束してアーリィと別れた潤は、王妃との謁見のため首都に向かうが、待っていたのは“国王夫妻、テロで死亡”のニュースだった。呆然とする潤に「亡き王妃に代わって会いたい」と皇太子から伝言が。その言葉に従い王宮を訪れた潤の前に皇太子として現れたのは、何とアーリィで……!?

[感想]
私にとって初めてきちんと読んだアラブものです。今までは雑誌でちらっと見たくらいだったので。きちんと読んだこともないのにこんなことを言うのも何ですが……アラブものってすごく苦手なんです。数少ない知識(?)ですが、アラブものって、攻めが王族で受けを無理矢理自分の国に連れてきて無理矢理どうこうして……っていうのが多くて、それが嫌だったんですよね。まあアラブものに限ったことではないのですが……要は、地位や権力でもって受けの意志を無視してどうこうするっていうのがどうしても好きになれないんですよね。だから、今までアラブものを敬遠していたのですが、このお話は、あらすじを読んでみるとちょっと違うみたいかなあと感じたので思い切って読んでみました。
で、結論から言うと、すごく良かったです。アーリィは皇太子ですが、偉そうなところとかがあまりなくてかなり好印象でした。無理矢理どうこうなんて展開もなく、むしろ、出会った時から潤はアーリィにのぼせてしまっている感じでしたし。あらすじにある一夜の食事の時、潤の好みがわからないからと注文できる料理全てを運ばせたのも、価値観の違いが云々以前に、見ていて微笑ましいばかりでした。とにかくアーリィには苦手要素がなくて、ちょっとびっくりしたり。ラストもなかなか気に入っているので、最初から最後まで楽な気分で読めました。ただ、テロに関してだけはそういうわけにはいきませんでしたが。
国王が亡くなったことで、皇太子のアーリィは王位を継がなければならないという状況なのですが、肝心のアーリィは王位を継ぐ気がないんですね。第二王位継承者の叔父が継げば良いと。そんな、単なるわがままだと取られてしまうような王位を継ぎたくないというアーリィの真意が解った時には、潤と同じく、目の覚める思いがしました。優しさや冷静さだけでなく、自分自身を見詰められる厳しさも持っているアーリィというひとりの人間が、すごいと思えました(“すごい”という表現しかできないのがもどかしい……) アーリィのアルスーリアに対する、そして両親である国王夫妻に対する想いも深く心に響くような感じがしました。同時に、これまでのアーリィの生き方や考えに哀しさも感じました。地位も何もかもを取り去ったアーリィの素顔に気付き、その素顔に恋したのだと潤が想うシーンが印象に残っています。
テロリストに捕まり、何とか逃げ出した潤とアーリィが砂漠をさまよう様子や会話も良かったです。お話の冒頭で、潤の名前の意味をアーリィが尋ねるシーンがあるのですが、その時の答えと上手く絡めてあるというか……砂漠にもぴったりかも。
潤とアーリィが出会い、そして二人で見た、あの遺跡と夕日を見てみたいなあと思いました。言葉に出来ないほどの光景だろうな……。
ところで。このお話の中で、アーリィの友人のラシード王とヨシュア(ヨシュアは名前だけ)が出てきたのですが、同出版社から発売されている小塚先生の『熱砂の王』のラシード&善也と同一人物……なんでしょうか。あらすじしか見ていないのですが、ちょっと気になったもので……。

個人的評価:★★★★★

赤い砂塵の彼方 詳細情報→ 【Amazon】 【bk1】
コメント
このエントリーへのコメント
同一人物ですよ(^^♪
こんにちわ。
何だか久々に感想がかぶったので、TB送信させて頂きました。

同じ本の感想なのに、本当によく書かれていてすごい!と思いました。
感想を書くのは結構難しいですね(^^;)

感想の中に書かれていた王様のラスと善也(ヨシュア)は、「熱砂の王」の人たちですので、同一人物ですよ!
一応気になったので、お知らせ?です(*^_^*)
2005/03/18(金) 17:37:37 | URL | さくら #PgtEBqSc[Edit]
同一人物だったんですね♪
おはようございます。
コメント&トラックバック、ありがとうございます!

本を読むのも感想を書くのも楽しいですが、同時に難しいですよね。
特にこのお話は、前置きが長いと思いつつ書いていました。
でも、こういうちょっと違ったアラブものが他にもあれば是非読みたいと思いました。
さくらさんの感想も読みに伺わせて頂きますね。

ラシード王とヨシュア、「熱砂の王」の二人だったんですね。
(善也とヨシュアの)名前が違ったのでどうかなあと思っていたのですが……
善也とヨシュアは名前の読みが似ている感じだったので同一人物かもと思い直したりしていました。
何だか妙に気になっていたので、教えて下さって嬉しかったです。
ありがとうございました♪
2005/03/19(土) 11:00:34 | URL | 立花真幸 #gqzGzX3.[Edit]
はじめまして
こんにちは。
あぁ、同じ本を読んでいる人がいる、と感激してトラックバックさせて頂きました。
まだブログ初めてまもなく、書評も少なく、アレなのですが、このサイトのようにいつか、なることをちょっとだけ目指しています。
また、遊びにきます。
これからも、ステキな感想を!!

このところ、私小塚さんにはまっていて、ラシードは、小塚さんの同人誌からチェックして、熱砂の王をかってしまいました。
いいですよねぇ、アラブモノ!
2005/05/08(日) 13:17:37 | URL | 奈々 #-[Edit]
追記
すいません、なんか途中で倒れたようなところで送信してしまいました。

これからも楽しみにしています。
それでは。
2005/05/08(日) 13:18:16 | URL | 奈々 #-[Edit]
ありがとうございます
いらっしゃいませ&初めまして、奈々さん。
コメント&トラックバックありがとうございます。
過分なお言葉、嬉しいやら照れるやら……まだまだ至らないところもありますが、どうぞよろしくお願いいたします。

このお話は、私にとってアラブもの初挑戦に近いものがあったのですが、読んで良かったなあと思える作品でした。
これを機に、他のアラブものにも手を伸ばしてみようかなと……。
「熱砂の王」は、気になっていたのと、オススメ頂いたこともあって、私も注文済みだったりします。

ではでは、またいつでもお越し下さいませ。
お待ちいたしております。
後程、奈々さんのブログにも伺わせて頂きますね。
2005/05/08(日) 17:04:27 | URL | 立花真幸 #gqzGzX3.[Edit]
たまに拝見しています。いつもアップ凄いです。僕も努力しないと・・・。最近寒いので風邪などに気をつけて下さい。また覗きに来ます。
2008/11/10(月) 11:27:36 | URL | #-[Edit]
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ショコラノベルズハイパーの小塚佳哉さんの「赤い砂塵の彼方」です。イラストは緒田涼...
2005/03/18(金) 17:32:35 | 腐女子の漫画・小説・アニメのオタク感想文
赤い砂塵の彼方/小塚佳哉/ショコラノベルズハイパーイラスト/織田涼歌ジャンル:『金髪皇太子×日本人留学生』。王位をかけた世紀の恋!!あらすじ
2005/05/08(日) 13:13:22 | 腐女子が萌える読書日記
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