空と風のうたブログ
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不純物100%
2005年05月05日 (木) 09:26 | Edit
[書籍概要]
タイトル:不純物100%
著者:坂井朱生
イラスト:亜樹良のりかず
出版社:幻冬舎コミックス(リンクスロマンス)
発売日:2004/03/31
収録タイトル:「不純物100%」 「濃縮還元天然素材(旨味成分含)」

[あらすじ]
父親の会社が倒産し、高校を退学の危機に追い込まれた敦也。その彼の元に、実業家の利川慶という男が設立した奨学金制度の話が舞い込む。しかし敦也は生活面で父親を助けたいと思い、その話を辞退しようとする。ところが何故か利川がそれを許さず、彼の経営する店で働き、実社会でやっていけるかどうかという賭けに乗ってしまう。利川の横柄で自己中心的な態度に反発しつつも、元モデルである彼の風貌に惹かれる敦也だったが……。

[感想]
父親の会社の倒産によって、両親は離婚、母親と妹は実家に、敦也は父親の元に残るのですが、母の実家の祖父からは敦也も来るようにと言われています。ただ、敦也にしてみれば、苦境を利用して両親を離婚させ、敦也を招くのにも他人を遣わした祖父に反発心を抱かずにはいられないんですね。それで悩んでいるところに舞い込んだ奨学金の話。祖父の元に行かずに学校に残るためにはその話を受けるしかない。でも、学校に残れたとしても生活費はいるし、父にばかり負担を掛けたくない。それなら学校を辞めて働いた方が良いんじゃないかと、奨学金の話を断ろうとします。それを知った奨学金制度の設立者である利川は、意地でも奨学金を受け取らせようとある賭けを持ちかける。それは、“実際に社会で働いていけるのかどうか”ということ。働ければ奨学金の話は諦める、駄目なら奨学金を受け取る……どう転んでも敦也にとっては悪い話ではないんですけどね。
敦也は普段はぼんやりしているんだけど、祖父のことでもそうでしたが、上から抑え付けられるとどうにも反発してしまう質で、その上、挑発にも乗りやすいんですよね。今回も利川への反発心から賭けに乗ってしまいます。賭けを持ちかけた利川の方は、最初は大人しそうな印象だった敦也が刃向かったのが面白くなかっただけだったのに、意外に頑固で気が強く自分に対してくってかかってくるのが楽しくなって、つい賭けを持ちかけてしまったというのが本当のところで。傲慢で強引で自分勝手で、そんな性格の利川ですが、単に大人げないだけでちょっと可愛いかもと思ってしまったり(笑) 実際、わがままだったりしても、拗ねているようにしか見えないというか……だから、言い方や態度が悪くてもそんなに気にならなかったです。それに、敦也に惹かれているのを認めてからの利川の変わりようがまた面白かったです。敦也は、利川の弟・和章が店長をしている店でバイトすることになったのですが、敦也と和章が仲良くしているのが面白くないというのが態度に顕れているんですよね。敦也を気に掛けているのも良く解りますしね。いきなり敦也に対して親切になったりして(下心ありの親切でもありますが/笑)、敦也にとっては困惑するばかりで利川の真意には全く気付いていないところが、鈍いというか何というか。まあ、賭けのこともあるし気持ち的に一杯一杯な状態なので仕方ないのかもしれません。
最初は利川に反発していた敦也ですが、実は初対面では一目惚れしたようなものだったんですね。話をしてみてすぐに反発を覚えてしまいはしたけれども、惹かれた事実は変わらず、利川にキスされたことで一気に好きなんだと気付いてしまいます。本当はお互い好きなのに、お互いそれに気付かない、そんな二人それぞれの心情を楽しく読ませて頂きました。……キスしたことで敦也がどう思ったのか気にして、和章に探りを入れさせようとする利川の行動には吹き出しそうになりました(笑)
敦也の身の振り方については、段々と利川の思うようになっていきつつ、それはどれも敦也にとっては良いことばかりで、でも大人しくそれを受け入れることはしない、そんな敦也の意志の強さが窺えて好感が持てました。まあ、結局は利川の思うつぼなのですが、それもこれも自分が敦也と離れたくないがためのことなので憎めないんですよね。晴れて敦也と両想いになった日にはもう……これでもかというほど敦也に溺れまくり。でも敦也も同じくらい利川に溺れているのでお互い様といった感じ。
後、敦也や利川の周囲の人こと。和章も、敦也の友人の伊沢も本当に良い人たちで、周りにいたらきっと楽しいだろうなあと思います。特に和章、かなり好きです。敦也のことで利川に嫉妬されても逆にそれを楽しんでいるところがまた良いのです(笑) そして忘れてはならないのが、利川の友人で秘書の槇原。シビアでやり手の彼は、社長の利川に対しては特に辛辣で容赦がないです。敦也に関しても、槇原の手腕なくして上手く事は運ばなかったでしょう。これまでも槇原に頭の上がらなかった利川ですが、更に頭が上がらなくなってしまいました(笑)

個人的評価:★★★★

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